2011/10/24

CODOX-M療法とは

CODOX-M療法とは

オンコビン(成分名: ビンクリスチン)とアドリアシン(成分名: ドキソルビシン)とエンドキサン(成分名: シクロフォスファミド)とメソトレキセート(成分名: メトトレキサート)という4つの抗がん剤を組み合わせた治療のことを言います。これらのお薬はそれぞれ、がん細胞への作用の仕方や副作用の違いがあるので、これらを組み合わせて使うことで、より効果的にがんを治療することができます。これにより、がんを小さくしたり、広がるのを抑えたり、がんによる症状を軽くしたりします。しかし、抗がん剤はがん細胞だけでなく正常な細胞にも影響を与えてしまいます。このために吐き気や脱毛などの副作用が起こることがあります。

起こりやすい副作用について


アドリアシンによる副作用

●白血球減少
抵抗力が弱くなります。かぜのような症状がでやすくなるので、うがい・手洗いを心がけましょう!

●赤血球減少
めまい、ふらつき、疲れやすい、口の中やまぶたの内側の蒼白などが起こることがあります。

●血小板減少
原因不明のあざ、鼻血、頭痛、歯肉の出血などが起こることがあります。

●脱毛
投与後2~3週間から起こることがあります。抗がん剤治療が終了すれば、元の状態に戻ります。

●食欲不振・悪心・嘔吐
投与前・直後から現れることがあります。症状と時期に合わせて、吐き気止めのお薬を使い、対応します。2~3日ほど続きますが、ほとんどの場合その後に回復に向かいます。

●口内炎

●血管痛・静脈炎
お薬が血管を刺激するため、投与中に血管の痛みや腫れが起こることがあります。また、数日後にも発赤、腫脹、熱感などを感じる場合があります。異常を感じたらすぐにお知らせください。適切な処置をします。その際、症状に合わせてステロイドを使用することがあります。


エンドキサンによる副作用

●白血球減少
抵抗力が弱くなります。かぜのような症状がでやすくなるので、うがい・手洗いを心がけましょう!

●赤血球減少
めまい、ふらつき、疲れやすい、口の中やまぶたの内側の蒼白などが起こることがあります。

●血小板減少
原因不明のあざ、鼻血、頭痛、歯肉の出血などが起こることがあります。

●脱毛
投与後2~3週間から起こることがあります。抗がん剤治療が終了すれば、元の状態に戻ります。

●食欲不振・悪心・嘔吐
投与前・直後から現れることがあります。症状と時期に合わせて、吐き気止めのお薬を使い、対応します。2~3日ほど続きますが、ほとんどの場合その後に回復に向かいます。

●口内炎

●出血性膀胱炎
投与後2~3日で出ると言われています。尿が近い(回数が増える)、尿に赤みが出る、尿が残った感じ、排尿痛といった症状が起きる可能性があります。十分に水分を摂取するよう心がけましょう。また、症状に合わせて膀胱炎を軽減するお薬を使用することがあります。


オンコビンによる副作用

●白血球減少
抵抗力が弱くなります。かぜのような症状がでやすくなるので、うがい・手洗いを心がけましょう!

●赤血球減少
めまい、ふらつき、疲れやすい、口の中やまぶたの内側の蒼白などが起こることがあります。

●血小板減少
原因不明のあざ、鼻血、頭痛、歯肉の出血などが起こることがあります。

●脱毛
投与後2~3週間から起こることがあります。抗がん剤治療が終了すれば、元の状態に戻ります。

●食欲不振・悪心・嘔吐
投与前・直後から現れることがあります。症状と時期に合わせて、吐き気止めのお薬を使い、対応します。2~3日ほど続きますが、ほとんどの場合その後に回復に向かいます。

●口内炎

●末梢神経障害
手足のしびれ感、麻痺、関節痛が起こることがあります。

●便秘


注意が必要な副作用について


まれな副作用ですが、このような症状が発現した際には医師・薬剤師・看護師へ至急ご連絡ください。

  • 熱が出る、息をするとひゅーひゅー音がする、痰のからまない咳が出る、頭痛、体がだるい(間質性肺炎)
  • 息切れ、「鈍い」「締めつけられるような」「圧迫されるような」「焼けるような」胸の痛み(心障害)
  • 激しい腹痛、お腹のはり、嘔吐、排便・排ガスがない(消化器症状)
  • 白目や皮膚が黄色くなる(肝障害)
  • 突然、片側の手足や顔が麻痺する、しびれ、頭痛、話しにくい、視界が狭くなる、字が書きにくい(脳梗塞)
  • 耳が聞こえづらくなる(難聴)




上記の副作用に関する情報は、夫が抗がん剤を投与するにあたり、薬剤師の方から頂いたものを少しだけ読みやすく改変したものです。